はじめに──有料講座に潜む“落とし穴”

収入が増えない不安、将来への焦り、どこかで「逆転したい」という気持ち。
こうした状況に置かれていると、副業や投資の有料講座はとても魅力的に見えるものです。

しかし危険なのは、有料講座が「怪しい」からではありません。
焦っている人との相性が非常に悪いことが落とし穴なのです。

筆者自身、有料講座の高額な受講費を回収できずに終わった経験があります。
この記事では、その体験を踏まえ、同じ失敗を避けるための判断軸をお伝えします。

私が有料講座に申し込んだ理由(体験談)

① 焦りと不安に押されていた

当時の私は、

  • 今すぐ収入を増やしたい
  • じっくりスキルを積む余裕がない
  • 焦りに押されて冷静さを失っていた

このような心理状態でした。

不安が強いと、人は稼ぐための“近道”を探してしまいます。
その結果、判断も甘くなります。

② 耳障りの良いコピーに揺さぶられた

講座のページには、次のような言葉が並んでいました。

  • 「未経験からでもプロになれる」
  • 「30代・40代からでも余裕で間に合う」
  • 「在宅で月収30万も可能!」

これを読んだ瞬間、
「自分でもできるかもしれない!」と思い込んでしまいました。

こうしたキャッチコピーは、誰が読んでも響くように作られています。
まさにその影響を受けてしまった形でした。

③受講料が高額でも“回収できるはず”と思い込んでいた

「講座を受ければ数ヶ月で案件が取れるはず」
当時の私はそんなイメージを抱いていました。

しかし現実は、

  • 初案件までのハードルは高い
  • 実務レベルに到達するには継続した訓練が必要
  • カリキュラムを終えるだけでは準備不足

理想を見すぎて、現実とのギャップを正しく認識できていませんでした。

④ 結果──受講料の大半を回収できず終了

講座受講後、案件獲得に挑戦しましたが、実力不足で継続できませんでした。

「後悔」というより、
“もっと慎重に考えるべきだった”
という気持ちの方が強かったです。

ただこの経験が、のちに 「守りの判断基準」 を持つきっかけになりました。

有料講座の“落とし穴”はどこにあるのか?

①「成果イメージ」を先に見せる仕組み

有料講座は、次のような“成果”を前面に押し出します。

  • 成功者の声
  • 月収○万円の実績
  • 華やかな未来のイメージ

失敗例はほとんど語られません。
そのため、誰でも同じような未来を手にできる気がしてしまうのです。

「あなたにもできる」という言葉は、最強の誘導ワードです。

② 初心者は“実力と市場の距離”を掴みにくい

初心者は、

  • 現在の自分の立ち位置
  • 初案件の難易度
  • 実務レベルに求められる基準

こうした情報を正しく理解しづらいものです。

その結果、

「講座を受ければ仕事が取れる」

という誤解が生まれ、
高額料金とのギャップが一気に大きくなります。

③ 氷河期世代は特に揺れやすい構造

氷河期世代は、

  • キャリアの空白
  • 将来への不安
  • “やり直したい”という思い

こうした心理が重なり、
「短期間で稼げる」「人生を変えよう」
といったキャッチコピーが心に刺さりやすい傾向があります。

マーケティングの観点からも、
狙われやすい層 とされています。

失敗を避けるための“守りの判断基準”

① 無料で試せる部分は必ず試す

  • プログラミング:Progate/ドットインストール
  • ライティング:クラウドソーシング無料登録だけでも体験可能

無料で触れるだけでも、
有料講座の必要性が大きく変わります。

② 勢いで申し込まず、必ず1日寝かせる

興奮しているときは、メリットばかり見えてしまいます。
一晩置くだけで、メリットとデメリットの両方を冷静に判断できるようになります。

“受講料を回収できるか?”を数字で判断する

受講料 ÷ 想定月収 = 回収までの期間

これを計算するだけで、
投資なのか浪費なのかが見えてきます。

④ 比較の視点を持つ

  • その講座でしか学べないか?
  • 同レベルの知識は無料で得られないか?
  • 今の自分に本当に必要なスキルか?

比較することで、本当に必要な支出だけが残ります。

氷河期世代こそ「守る力」が必要な理由

  • 大きな出費は回復に時間がかかる
  • 若さによる取り返しは効かない
  • 今あるお金の重みが他世代より大きい

だからこそ氷河期世代は、
「今あるお金を失わない判断」 が最も重要になります。

まとめ

有料講座を受講して失敗した経験は、
私にとって “守りを学ぶための授業料” になりました。

この記事を読んだあなたには、
同じ遠回りをしてほしくありません。

焦らず、今あるお金を守りながら、
少しずつスキルを積み上げていくことが大切です。

次回は、

「副業初心者がお金を失う典型パターン」

に続きます。

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